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政府の教育再生会議が今月下旬にまとめる第1次報告の最終案「社会総がかりで教育再生を~公教育再生の第一歩」の全容が18日、明らかになった。「ゆとり教育の見直し」で授業時間を10%増やすため、放課後の補習や「土曜スクール」の実施を提唱。人口10万人以下の市町村では教育委員会を統廃合して共同設置する考えを打ち出し、「人口5万人以下は統廃合」としていた当初案より大規模な改革を求めている。19日の全体会議で了承した後、24日にも開かれる総会で安倍晋三首相に提出する方針だ。
第1次報告は「基本的な考え方」と、提言を網羅した「当面の取り組み」、年末に予定される最終報告に向けた協議事項を列記した「今後の検討課題」――の3部で構成。政府に対し、25日召集の通常国会に教員免許法改正案と教育委員会制度を定めた地方教育行政法改正案を提出し、学習指導要領を早急に見直すよう求めている。
「当面の取り組み」では、教員免許更新制について「講習受講のみで更新するのではなく、講習認定を厳格に行う仕組みとする」と明記。教員の質を向上させるため、教員免許更新制を厳格に適用するよう求めている。 放課後の補習と「土曜スクール」は、ボランティアの活用を例示したが、参加の義務など具体的な実施方法は政府に検討を委ねている。
体罰」の基準は現在、法令・通知で教師が遅刻した生徒を教室に入れなかったり、長時間廊下に立たせることなどを禁じているが、今年度中に見直すよう求める。また、いじめなど反社会的な行為を繰り返す児童・生徒に対して「出席停止」措置や警察と連携した指導を行うことを求めている。
「今後の検討課題」には、大学の9月入学や教育バウチャー(利用券)の導入、幼児教育と学校教育の連携などを掲げている。【平元英治、渡辺創】
◆第1次報告最終案7項目◆
・「ゆとり教育」を見直し、学力を向上
・学校を再生し、安心して学べる規律ある教室に
・規範意識を教え、社会人としての基本を徹底
・魅力的で尊敬できる先生を育てる
・保護者や地域の信頼に応える学校
・教育委員会のあり方の抜本的見直し
・社会総がかりでの全国民的な参画
今まで、授業の内容が多すぎると、3割も教科書から削除したり、授業が多すぎると、減らしてきたことは結局なんだったのか・・・。
子どもにゆとりを持たせるために、やってきたことではなかったのか。
でも、変わることはできなかった。子どもは結局学校でやることが減ってしまい、塾に行ってがんばっている。入試の制度がほとんど変わらないから、塾に行くしかないのである・・・。
>放課後の補習や「土曜スクール」の実施を提唱
とあるが、誰が指導するのか?教員がするならば、時間外労働か?今、学校によって行っているところもあるが、課外扱いで、生徒に費用を求めているはずだ。家庭にその負担を強いるのか?
教育委員会の統廃合はいいのかもしれない。もともと、事件などが起こったときだけ出てくるようなところなので・・・
教員免許の更新は、結局何をやりたいのかわからない。私立学校の教員は、もし、免許が更新できなければ、仕事をやめさせられるのであろうか?
公立学校の教員は、公務員であるはずである。免許がなくなったらどうするのであろうか?
何の仕事をするのであろうか・・・
ゆとり教育をやめても、学力は上がらないと思う。なぜなら、今の子どもたちを見ていると、極端に言うと、考えるということをしていない気がするからだ。学校で教わったことを鵜呑みにし、テストに出ないことはどうでもいい。結論があればよく、そのプロセスはいらない。これが今の学習指導要領の成果ではないのか。
>規範意識を教え、社会人としての基本を徹底
というのも、学校では、しっかり教えようと努力しているはずである。
しかし、授業中、教室をうろうろする子、うるさい子、今の先生ができるのは、言葉でしかるだけである。押さえつけて座らせる、無理やり静かにさせるのは、体罰である。そのような行政指導をしてきて、学校が悪いというのはおかしくてならない。
髪の毛にしてもそうである。規範として、髪をいじるのはダメだとしても、守らない生徒もいる。その生徒をどう指導するのか。今できることは、保護者に伝えることである。強制的に切ることもできない。
校則なども、テレビの報道などで、生徒は守らなくてもいいものだと思ってしまっている子どももいるような気がしてならない。
この状態から、どのようにしてよくしていくのか・・・ 楽しみである。